日越鍼灸国際セミナー開催される
H30.1.17ベトナムのハノイ、JWマリオットホテルにおいて日越外交関係樹立45周年記念事業第1回として鍼灸ベトナム国際セミナーとして開催され、 当協会の吉村春生理事長と廣橋久美子理事が出席し、擦過鍼の公演とデモンストレーションと美容鍼のデモンストレーションを実施しました。
100名を越えるベトナム全国の中医師と日本からの20名の鍼灸師が、熱心に交流をしました。
最終的には、両国が以下の宣言文が、出席者全員の賛成で採択されました。
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共同宣言
○ 私たちはお互いの伝統医療を尊重します
○ 私たちはわたし達の伝統医療がベトナム国民医療制度へ統合される事を支援し、国民の健康増進に寄与することを目指します
○ 私たちは鍼灸医療に関する医療技術協力プロジェクトを企画立案し、双方が協力して実践します
2018年1月18日 首都ハノイ
公益財団法人 国際医療技術財団
公益社団法人 日本鍼灸師会
公益財団法人 国際開発救援財団
ベトナム政府保健省 伝統医学局
ベトナム国立鍼灸病院
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今後両国が5年計画で、詳細な計画を立案し、日本政府の政府開発援助(ODA)を獲得することで日越の互いの長所を活かした日越鍼灸治療を確立し、世界にむけて普及していくことを公益財団法人国際医療技術財団理事長、国際開発救援財団理事の小西恵一郎氏が力強く宣言しました。
翌日には、ハノイ国立鍼灸病院を訪問し、視察しました。
夜には在ベトナム日本大使館公邸にて、レセプションが実施され、梅田大使の心強いご挨拶をいただき、公務でベトナムに来られていた、自民党青年局長鈴木馨祐衆議院議員等3名の議員からも、計画実現にむけてバックアップしていただけることを述べられました。大変有難く、今までにない展開に、大使館の静粛な雰囲気と相まって感動しました。望んでも実現出来ない貴重な体験でした。
梅田大使のご挨拶の中からも、鍼灸が伝統医療として、今春にも開催される世界保健機関(WHO)の総会で認定されることが大きな力になっています。
日本の鍼灸の置かれている環境が確実に変わってきています。
協会としても、一早く情報をキャッチし、公開し指針を示していきます。